楽天カードの審査に落ちる原因は、主に7つ考えられます。
申込み間口が広く比較的発行しやすいカードですが、ちょっとした原因で審査に落ちてしまうことも。
では、なぜ審査に落ちるのか?
落ちた後はどんな対処をすればいいのか?
詳しく見ていきましょう!
内容をざっくりまとめると
- 楽天カードの審査に落ちる原因は7つ考えられる
- 申込み条件を満たしていない、誤字脱字、収入が安定していないなど
- 再申込したい時は、最低でも6ヶ月は期間を空ける
- 6ヶ月も待てない時は、他のクレカやカードローンに申込む
- 消費者金融系カード(ACマスターカードなど)であれば、発行できる可能性あり
はじめに|楽天カードの審査に落ちるとこのようなメールが届く
楽天カードの審査結果は「メール」で届きますが、通過した場合と落ちた場合とで内容が少し異なります。
通過した場合は、下記のような内容。
落ちた場合は、下記のような内容になっています。
落ちました〜とか、見送らせていただきました〜とか、直接的な表現じゃないのがズルいですよね。
メールにはURLが記載されているのですが、そこを確認すると下記のメッセージが表示されます。
オンラインカード発行 受付IDの入力該当がございません。
入力内容をご確認のうえ、再度「受付状況を確認する」ボタンをクリックしてください。それでもご不明な場合は、お申込者ご本人様より下記へお電話いただき、審査状況をお問い合わせくださいますようお願いいたします。
この画面にも同じく「落ちました」とか「見送らせていただきました」などの表現がありません。
なので、パッと見ただけでは、審査に落ちたことがわかりません。
もっと分かりやすくしてくれた方が、ありがた気もするんですけどね…。
次に、楽天カードの審査に落ちる原因(理由)について、詳しく見ていきます。
楽天カードの審査に落ちる原因7つ
楽天カードの審査に落ちる原因(理由)は、7つ考えられます。
その詳細が下記の通り。
【1】申込条件を満たしていない
楽天カードには申込条件があります。
- 満18歳以上
- 主婦・アルバイト・パート・学生も可
- 高校生は除く
18歳以上であれば、どんな職種でも申込めるクレジットカードです。
ただ、高校生は申込不可。
19歳の高校生という場合などは、楽天カードに申込むことができません。
【2】前回の申込みから6ヶ月経っていない
以前も楽天カードに申込んだことがある場合、6ヶ月以上経っていないと発行することができません。
というのも、申込情報が6ヶ月間「信用情報機関(CIC・JICC)」に残るからです。
6ヶ月経たない間に何度も何度も申込むと、多重申込と判断される恐れがあるので、気をつけてください。
信用情報機関に記録される情報
CIC | ||
信用情報の種類 | 主な情報項目 | 保有期間 |
申込情報 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■申込内容に関する情報 |
照会日より 6ヶ月間 |
クレジット情報 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■契約内容に関する情報 ■支払状況に関する情報 |
契約期間中及び 契約終了後5年以内 |
利用記録 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■利用した事実に関する情報 |
利用日より 6ヶ月間 |
JICC | ||
情報の種類 | 情報の内容 | 登録期間 |
本人を特定する情報 | 氏名、生年月日、住所、 勤務先、勤務先電話番号等 |
契約内容に関する情報等が 登録されている期間 |
契約内容に関する情報 | 契約の種類、契約日、貸付日 契約金額、貸付金額等 |
契約継続中及び 完済日から5年以内 |
返済状況に関する情報 | 入金日、入金予定日、 残高金額、延滞等 |
契約継続中及び 完済日から5年以内 |
取引事実に関する情報 | 債権回収、債務整理、 強制解約等 |
当該事実の発生日から 5年を超えない期間 |
申込に関する情報 | 本人を特定する情報 | 申込日から 6ヶ月以内 |
【3】誤字脱字や虚偽申告
誤字脱字がある=正確性に欠けると判断され、審査の時にマイナス評価になります。
一つあるだけで審査落ち〜とはなりませんが、他の審査項目と合わせるた結果、審査落ちになる可能性があります。
虚偽申告は論外。
年収や勤続年数などを盛ったりしても、審査の時にすぐバレてしまいます。
さらに、楽天カードの社内データに「虚偽申告者」として記録され、今後楽天カードを発行できなくなります。
【4】収入が安定していない
楽天カードはアルバイトやパートでも発行できます。
が、収入が安定していないと、審査に通過することはできません。
毎月の出勤日数があまりにもバラバラとか、辞めたり入ったりを繰り返しているとか…。
収入が不安定だと「返済能力が低い」と判断されるので、注意が必要です。
【5】勤続年数が短い
収入の安定性と深く関係しています。
勤続年数が短い=収入が安定していないと判断され、審査でマイナス評価になります。
勤続年数が短いと判断される目安は「6ヶ月ほど」
なので、最低でも6ヶ月〜1年は勤務してから、楽天カードに申込みましょう。
【6】クレヒスに問題がある
クレヒス(クレジットヒストリー)は、クレカやローンの利用実績のこと。
利用実績や状況は、信用情報機関(CIC・JICC)に記録されています。
遅延や滞納などのマイナス実績も記録され、審査時に照会・共有されます。
なので、他社の支払い遅延や滞納があると、楽天カードの審査で不利になってしまいます。
信用情報機関に記録される情報
CIC | ||
信用情報の種類 | 主な情報項目 | 保有期間 |
申込情報 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■申込内容に関する情報 |
照会日より 6ヶ月間 |
クレジット情報 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■契約内容に関する情報 ■支払状況に関する情報 |
契約期間中及び 契約終了後5年以内 |
利用記録 | ■本人を識別する情報 氏名、生年月日、住所等 ■利用した事実に関する情報 |
利用日より 6ヶ月間 |
JICC | ||
情報の種類 | 情報の内容 | 登録期間 |
本人を特定する情報 | 氏名、生年月日、住所、 勤務先、勤務先電話番号等 |
契約内容に関する情報等が 登録されている期間 |
契約内容に関する情報 | 契約の種類、契約日、貸付日 契約金額、貸付金額等 |
契約継続中及び 完済日から5年以内 |
返済状況に関する情報 | 入金日、入金予定日、 残高金額、延滞等 |
契約継続中及び 完済日から5年以内 |
取引事実に関する情報 | 債権回収、債務整理、 強制解約等 |
当該事実の発生日から 5年を超えない期間 |
申込に関する情報 | 本人を特定する情報 | 申込日から 6ヶ月以内 |
【7】他社借入が多い
他社のカードローン(キャッシング)を利用している場合は、借入額・件数に要注意。
楽天カードでもキャッシング枠を追加できるのですが、総量規制の対象です。
総量規制=年収の1/3を超える額を借りられない。
なので、楽天カード以外のカードローンやキャッシングを利用していると、総量規制にふれる可能性が出てきます。
次に、楽天カードの審査に落ちた後でやってはいけない3つの行動を見ていきます。
楽天カードの審査に落ちた後、やってはいけない行動3つ
楽天カードの審査に落ちた後、やってはいけない行動がこの3つです。
それぞれの詳細が次の通り。
【1】落ちてすぐ楽天カードに再申込
やってしまいがちな行動が「落ちてすぐに再申込する」です。
でも、これはNG。
というのも、楽天カードに申込んだ〜という情報が、6ヶ月間「信用情報機関(CIC・JICC)」に残るため。
情報が残った状態で楽天カードに申込んでも、審査に通過することは難しいです。
また、短期間で何度も申込むと「多重申込」と判断され、楽天カードの社内データにも記録される恐れがあります。
(社内ブラックというもの)
カード会社内のブラックリスト。半永久的に残るため、そのカードを発行することができなくなる。
一度社内ブラックに記録されたら、そのカード会社とはまったく関係のないカードを作るしかない。
【2】他のクレカに何枚も申込む
楽天カードの審査に落ちたとしても、他のクレカに申込むことはできます。
ただ、同時に複数枚のクレカに申込むと「多重申込」と判断され、審査に通過することが難しくなります。
多重申込と判断される目安としては、1ヶ月で2〜3枚以上。
他のクレカに申込むなら、1〜2ヶ月に1枚くらいのペースを心がけましょう。
【3】クレヒスに傷をつける
すべてのクレカの利用状況は「信用情報機関(CIC・JICC)」に記録されます。
そして、記録された情報は審査時に照会・共有されます。
そのため、クレヒスに傷をつけてしまうと、その情報が審査時に照会され、審査で不利になってしまいます。
なので、遅延や滞納をしないように注意してクレカを利用しましょう。
クレヒスに傷がつく行動の例
- 遅延(支払い遅れ・残高不足)
- 滞納(延滞)
楽天カードの審査に落ちた後の対処法3つ
楽天カードの審査に落ちた後の対処法(取るべき行動)は、3つあげられます。
それぞれの詳細が下記の通り。
【1】6ヶ月経ってから再申込
どうしても楽天カードを発行したい…という時は、最低でも6ヶ月経ってから再申込しましょう。
繰り返しになりますが、楽天カードに申込んだ〜という情報は、6ヶ月間「信用情報機関(CIC・JICC)」に残ります。
記録が残っていると審査に通過することが難しいため、リセットされるタイミング(6ヶ月経った時)まで待ちましょう。
【2】他のクレカに申込む
楽天カードじゃなくてもいいから、何かしらクレカを発行したい…という時は、他のクレカに申込みましょう。
ただ、申込むなら「流通系以外」にした方がいいです。
楽天カードは流通系に分類されるので、楽天カードの審査に落ちた=他の流通系カードでも落ちる可能性がある、と言えるため。
審査に落ちても発行しやすいカードは、
- ACマスターカード(消費者金融系)
- ライフカード(消費者金融系)
などがあります。
【3】カードローンを利用する
ある程度まとまったお金が必要…という時は、カードローンを利用するのも手段の一つです。
銀行が提供しているカードローンは、クレカのキャッシング枠に比べて金利が低め。
また、ネット銀行のカードローンであれば、店舗に足を運ばずに申込み→契約ができるのもメリットです。
楽天カードの審査落ち|再申込する時の注意点3つ
審査落ちのあと、楽天カードに再申込をする時は下記3点に注意してください。
【1】最低でも6ヶ月は期間を空ける
先ほども記載しましたが、再申込するなら「最低でも6ヶ月」は期間を空けてください。
6ヶ月経たずに申込むと、下記のメッセージが表示されることがあります。
【2】再申込するまでの間、クレヒスに傷をつけない
再申込をするまでは、絶対にクレヒスに傷をつけないよう注意しましょう。
具体的には、
- 引き落とし時に残高不足を起こさない
- 返済に遅れない(遅延しない)
- 滞納しない(延滞しない)
この3点です。
遅延や延滞納をするとクレヒスに傷がつき、審査時に大きなマイナス評価になってしまいます。
【3】再申込する時はキャッシング枠を0円にする
ショッピング枠だけでなく「キャッシング枠」も追加できますが、再申込する時は0円にした方がいいです。
キャッシング枠を希望すると、その分審査基準も厳しくなるため。
まずは楽天カードを発行することを優先しましょう。
そして、楽天カードの利用実績ができた後、必要に応じてキャッシング枠の追加を申込みましょう。

楽天カードの審査に通過するためのポイント
楽天カードの審査に通過するためのポイントがこの3つです。
明確な審査基準は公開されていませんが、おおよその基準を推測することは可能。
下記のページで楽天カードの審査基準(推測)などを細かくまとめているので、参考にしてください。

楽天カードの審査落ちに関するQ&A
以下、楽天カードの審査落ちに関するQ&Aをまとめました!
Q:審査落ちの理由を問い合わせることってできるの?
できません。
楽天カードコンタクトセンターに問い合わせても、審査落ちの理由を教えてくれません。
Q:審査落ちすると二度と楽天カードを発行できないの?
そんなことありません。
審査に落ちたとしても、6ヶ月経てば再発行のチャンスが巡ってきます。
ただし、100%確実に発行できるワケではありません。
所定の審査に通過しないと発行できないので、その点には注意が必要です。

Q:楽天市場のランクも審査に関係しているの?
関係していません。
プラチナとかダイヤモンドランクの方が有利〜と言われていますが、迷信でしょう。
まとめ
- 楽天カードの審査に落ちる原因は7つ考えられる
- 申込み条件を満たしていない、誤字脱字、収入が安定していないなど
- 再申込したい時は、最低でも6ヶ月は期間を空ける
- 6ヶ月も待てない時は、他のクレカやカードローンに申込む
- 消費者金融系カード(ACマスターカードなど)であれば、発行できる可能性あり
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