公式ページには記載されていない、楽天カードの審査基準。
手にしやすいクレカですが、100%発行できるわけではありません。
「そこで、おおよその審査基準や難易度をまとめてみました!楽天カードを所有したいけど、審査基準が気になる…。」
「申込むにあたり条件ってあるのかな?」
このような方は、ぜひチェックしてください♪
内容をざっくりまとめると
- 審査で重要視される基準は「3C」
- 年齢・収入・勤続年数・クレヒスが特に重要
- 審査は自動で行われる(スコアリング審査)
- 土日祝日でも審査が行われている
- 短ければ1日で審査が終わることもある
はじめに|楽天カードは審査基準を公表していない
楽天カードに限ったことではありませんが、全国のクレジットカード会社は、審査基準を一切公表していません。
いわゆる「ブラックボックス」というやつです。
転じて、中がどうなっているか分からないモノ・コト。
とはいえ…
今ではネット上の情報が充実していますし、SNSでも様々な情報が流れてきますからね。
そこを見れば。おおよその審査基準を推測できます。
ちなみに…
楽天カードは18歳以上(高校生除く)であれば、誰でも発行できるクレジットカード。
アルバイト・パート・主婦でも発行できます。
そう考えると、審査基準はそこまで深刻に考えなくても大丈夫と言えます。
楽天カードに申込むための最低条件
繰り返しになりますが、楽天カードに申込むための最低条件が上記の通り。
18歳以上であることが大前提。
18歳以上であれば、学生さんでも発行できます。
(専門学生・短大生・大学生)
ただし、高校生は発行不可。
そのため、19歳の高校生は楽天カードに申込むことができません。
また、職種についても厳しい制約はありません。
アルバイト・パート・主婦でも申込めます。
ちなみに…
申込み条件を少し深読みすると、下記のことが言えますね。
満18歳以上未成年でも申込み&発行可能。ただし、保護者の了承が必要。
アルバイト・パートでもOKということは、年収100万円(もしくはこれ未満)でも申込みOKで、発行できる可能性が十分にあると言えます。
主婦でもOK専業主婦=収入ほぼゼロですが、申込みは可能。資産(預貯金)が十分にあれば審査に通過する可能性が十分にあります。また、旦那さんの収入が審査時にチェックされます。
楽天カードの主な審査項目・基準
楽天カードをはじめとするクレジットカードの審査では「3C」という基準が重要です。
3CとはCapacity・Character・Capitalのことですが、それぞれの該当項目(申込時の記入内容)が下記の通り。
Capacity (返済能力) |
Character (管理能力) |
Capital (担保) |
|
|
|
次に、それぞれの詳細についてもう少し詳しく見ていきます。
【1】Capacity
直訳すると”容量”という意味ですが、ここでは「資力」「返済能力」と定義。
楽天カードを使う=一時的に楽天カード側からお金を借りる、ということ。
借りたお金は期日通りに返済しなければなりません。
その時に必要なのが「返済能力」です。
収入はもちろんのこと、収入の安定性や他の返済先なども含まれます。
安定性=勤務先の規模、勤続年数、雇用形態
他の返済先=他社借入額・件数となります。
【2】Character

楽天カードの審査とキャラクター(性格)に何の関係があるの?
と思うかもしれません。
では、性格を「管理能力」と言い換えるとどうでしょうか?
期日通りにきっちり返済する人、ちょっとルーズで返済に遅れがちな人。
プラス評価なのは前者ですよね。
つまり、他社のクレカやローン、スマホ代などの支払いに遅れたことがあると、審査の時にマイナス評価になる…ということ。
他社の利用状況については、信用情報機関(CIC・JICC)を通してチェックされます。
下記の+ボタンをタッチすると、CIC・JICCに記録される情報を確認できます。
【3】Capital
資本という意味ですが、ここでは「資産」と定義。
預貯金や住居などがCapitalに該当します。
楽天カード側からすれば、預貯金や住居は「万が一、返済が届こった場合の担保」になります。
そのため、賃貸よりも持ち家の方がプラス評価。
また、居住年数が長い方が同じくプラス評価になります。
(ローン残高が少ない=返済能力があると判断されるため)
次に、3Cの中でも特に重要視される項目・基準を詳しく見ていきましょう。
楽天カードの審査で重要視される項目・基準
3Cの中でも特に重要視されるのが、これらの項目です。
【1】年齢
まずは年齢。
申込条件のところでも解説しましたが、満18歳以上である必要があります。
つまり、18歳未満だと楽天カードに申込むことができません。
また、18歳であっても高校生は申込み不可です。
(19歳の高校生も不可)
年齢について満18歳以上であることが最低条件
【2】収入
収入=継続・安定した収入です。
一時的な高収入よりも、長年に渡って安定している収入の方がプラス評価。
アルバイトやパート(年収100万円〜それ未満)でも、毎月の収入がある程度安定していれば、審査に通過できる可能性は十分にあります。
収入について継続・安定した収入があるとプラス評価
【3】勤続年数
継続・安定した収入=勤続年数の長さとも言えます。
そのため、同じ勤続年数に長く勤めている方がプラス評価。
とはいえ、10年も15年も勤める必要はありません。
最低でも1年以上。
できれば2〜3年以上の勤続年数があると、なおよしです。
勤続年数について最低でも1年以上が目安
【4】クレヒス
クレヒス=クレジットヒストリー
各種クレカやローンの利用・返済状況などを指します。
健全に利用していれば問題ありませんが、遅延や滞納などがあると、審査の時に大きなマイナス評価になります。

今までクレカもローンも使ったことがない。今回、楽天カードが初めての申込み…。
という場合は、スマホ代などの支払状況がチェックされます。
毎月の利用料金を遅れずに支払っているか?
機種代の残高はあとどれくらいか?
…などなど。
クレヒスについて遅延や滞納がないことが重要
楽天カードの審査は自動で行われる(スコアリング審査)
楽天カードをはじめ、多くのクレジットカード会社では「スコアリング審査」が採用されています。
スコアリング審査は機械による自動審査。
ですが、審査前後の手続きはスタッフが手動で行います。
楽天カードのスタッフ(審査部)は土日祝日が休み。
そのため、土日祝日は審査が行われず、平日のみ行われています。
ちなみに、スコアリング審査は「加点方式」です。
減点方式ではありません。
入力した内容がすべて数値化され、基準に達していれば審査通過となります。
スコアの一例を簡単にまとめたので、下記の+ボタンをタッチしてご確認ください。
また、下記のページからスコアリング審査を体験することもできますよ。
楽天カードの審査の流れ
楽天カードの審査(申込み〜発行)の流れは、このようになっています。
それぞれの詳細が下記の通り。
【1】申込む
まずは公式ページ(ネット)で申込み。パソコン・スマホのどちらからも申込めます。
24時間365日いつでも申込めるので、あなたの都合のいい時に手続きしましょう。
【2】必要事項を入力する
次に必要事項の入力です。
誤字脱字や虚偽申告があると、審査に落とされる可能性があるので注意してください。
入力内容は下記の通り。
基本情報 |
|
住居情報 |
|
他社借入 | 無担保ローンの有無 |
入会目的 | 普段のお買い物等に利用を選択 |
支払金融機関の登録 | ネットor郵送で登録 (ネット登録がカンタン) |
キャッシング枠 | 0〜90万円 (最初は0円でもOK その方が審査に通りやすい) |
自動リボ | 申し込まなくてOK (申込むと利用分がすべて 自動で利用分払いになるため) |
収入と勤務状況 |
※勤務していない場合
|
【3】スコアリング審査が行われる
すべての入力を終え「申込み」ボタンをタッチすると、すぐにスコアリング審査が行われます。
早ければ1〜2日で終わりますが、長引くと1週間ほどかかることも。
スコアリング審査にかかる時間は個人差があるので、

1日経ったのに審査結果が届かない…。これって審査に落ちたってこと?
と、不安になる必要はありません。

1週間くらいかかるかもな〜
と、余裕を持って待機しましょう。
【4】信用情報機関の情報がチェックされる
スコアリング審査が行われる時に、信用情報機関(CIC・JICC)の情報もチェックされます。
他のクレカ・ローンの利用状況などがチェックされるわけですね。
また、審査状況については楽天カードの専用ページから確認できます。
受付ID・生年月日・電話番号(下四桁)を入力すれば、現在の状況を確認できます。
【5】審査が終わり次第、結果がメールで届く
審査が完了すると、結果がメールで届きます。
無事に通過した場合は「発行手続きが完了しました。1週間ほどでお届けします」という内容。
審査に落ちた場合は「審査結果を確認してください」という内容です。
(落ちました・否決しましたなどの表現でないので、ちょっと分かりにくいです…)
こういう方は要注意!審査に落ちる可能性あり
満18歳以上であれば誰でも申込める楽天カードですが、注意点があります。
下記のいずれかに該当すると、審査に落ちる可能性が出てきます。
【1】短期間で複数枚のクレカに申込んでいる
いわゆる「多重申込」というもの。
(目安は1ヶ月で3〜4枚以上の申込み)
多重申込をする=お金に困っているのでは?と懸念を抱かれる可能性があります。
また、特典目当てと捉えられることも。
多重申込は審査落ちすることが多いですし、信用情報機関に申込情報が6ヶ月間残ってしまいます。
なので、何かしらのクレカ・ローンに申込んだら、最低でも6ヶ月は期間を空けてから、次の申込みをしましょう。
【2】他社借入額・件数が多い
他社借入額・件数が多いと「返済能力が低い」と判断されます。
楽天カードの審査を通過するうえで、返済能力は重要な項目。
低いと判断されると、審査で不利になってしまいます。
少しでも有利に…
という気持ちから虚偽申告をすると、一発で審査に落ちます。
ブラックリスト入りし、二度と楽天カードに申込めなくなる可能性もあるので、虚偽申告は絶対にしてはいけません。
【3】リボ払い残高が多い
リボ払い=毎月の返済額が一定になる支払い方法。
返済負担が軽くなりますが、リボ払い額<毎月の利用額になると「リボ地獄」に陥ってしまいます。
また、リボ残高=借金と同じですから、残高が多いと審査でマイナス評価になります。
【4】他の支払いで遅延や滞納をしている
各種クレカやローンなどの支払状況はすべて「信用情報機関」に記録されます。
そして、記録された情報は加盟機関同士で照会・共有されます。
そのため、支払いの遅延や滞納があると、楽天カードの審査において大きなマイナス評価になります。
楽天カードの審査に関するQ&A
以下、楽天カードの審査に関するQ&Aをまとめました。
Q:楽天カードの審査難易度ってどれくらい?
誰でも100%発行できるわけではありませんが、比較的発行しやすいカードです。
国内発行枚数(会員数)は1,200万人を超えていますし、日本顧客度満足度調査においても毎年のように1位を獲得。
また、満18歳以上なら申込み可能なので、間口が非常に広いです。
はじめてのクレジットカードにもってこいの1枚ですよ♪
Q:楽天市場(会員)のランクも審査に関係するの?
「まったく関係ない」とは言い切れませんが、それほど大きく関係していません。
そもそも、楽天カードと楽天市場は別会社が運営しているからです。
- 楽天カード=楽天カード株式会社
- 楽天市場=楽天株式会社
このようになっています。
楽天市場のランクを上げるよりも、クレヒスを積み上げる方がいいでしょう。
【補足】楽天市場のランクについて
ランク | 過去6ヶ月間の利用状況 |
ダイヤモンド | 4,000ポイント以上& 30回以上ポイント獲得 |
プラチナ | 2,000ポイント以上& 15回以上ポイント獲得 |
ゴールド | 700ポイント以上& 7回以上ポイント獲得 |
シルバー | 200ポイント以上& 2回以上ポイント獲得 |
レギュラー | 1ポイント以上& 1回以上ポイント獲得 |
Q:在籍確認って行われるの?
在籍確認とは申込者本人が勤務先に本当に在籍しているのか?確認するための審査。現在の勤務先に確認の電話がかかってくる。
楽天カードの審査では、在籍確認が行われないことが多いです。
ただし、キャッシング枠を追加した時などは、在籍確認が行われることがあります。
とはいえ、申込時の審査では行われない〜と思っておいていいでしょう。
Q:審査に落ちた後、再申込したい時はどうすればいい?
どうしても楽天カードを発行したいなら、最低でも6ヶ月は期間を空けてから再申込しましょう。
なぜ6ヶ月なのか?というと、申込情報が6ヶ月間「信用情報機関」に残るからです。
6ヶ月経つと情報がリセットされるので、このタイミングで再度申込みましょう。
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まとめ
- 審査で重要視される基準は「3C」
- 年齢・収入・勤続年数・クレヒスが特に重要
- 審査は自動で行われる(スコアリング審査)
- 土日祝日でも審査が行われている
- 短ければ1日で審査が終わることもある
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