楽天カードは後からリボ払いに変更できます。
ネットや電話で簡単に申込めますが、所定の手数料(利息)が生じます。
また、楽天カードの利用状況によっては、後からリボにできないことも。
ここからは、後からリボの申込み方法や手数料、変更できない時に考えられる原因を見ていきます!
内容をざっくりまとめると
- 後からリボの申込みは「ネット」か「電話」で
- ネットで申込む方が簡単。スマホ・パソコンから24時間申込み可能
- 後からリボを利用すると所定の手数料がかかる
- ショッピング枠の金利は15.0%、キャッシング枠の金利は18.0%
- シミュレーションを活用すれば簡単に計算できる
はじめに|楽天カードのリボ払いは「残高スライド定額方式」
「リボ払い」と言っても、いくつか種類があります。
楽天カードはその中でも「残高スライド元金定額リボ」という方式を採用しています。
簡単に言うと、利用残高に応じて毎月の返済額が変動する方式。
途中でリボ払い額を変更(増額)することもできますが、初期設定では下記のようになっています。
楽天カードのリボ払い額(初期設定)
利用残高 | 毎月の返済額 |
〜20万円 | 5,000円 |
20万円超〜 | 1万円 |
- 千円単位で変更(増額)可能
- リボ払い額の変更は楽天e-NAVIから申込む
- 繰上返済やおまとめ返済(一括返済)も可能
次に、リボ払いの種類について見ていきます。
リボ払いを知る上で覚えておきたいのは「元金・元利」「定額・定率」「残高スライド」というキーワード。
それぞれの詳細が次の通りです。
元金と元利の違いの違い
- 元金:返済額に利息が含まれない
- 元利:返済額に利息が含まれる
定額と定率の違い
- 定額:毎月の返済額が固定
- 定率:毎月の返済額が残高の割合によって変動
残高スライド残高に応じて毎月の返済額がスライドする。
- 定額:金額がスライド
- 定率:割合がスライド
違いを踏まえた上で、リボ払いの種類を見ていきましょう。
下記の+ボタンをタッチすると、それぞれの詳細を確認できます。
楽天カードの後からリボを申込む方法
- ネット(楽天e-NAVI)もしくは電話で申込む
- ネットで申込む方が簡単
- 24時間365日いつでも申込可能
- ただし、申込期限あり
楽天カードの後からリボは「ネット(楽天e-NAVI)」か「電話」で申込みます。
簡単なのは「ネット」です。
スマホ・パソコンから24時間申込可能で、ネット環境さえ整っていればどこからでも手続きできます。
所要時間は2〜3分ほど。
スキマ時間にささっと操作しましょう。
ネット・電話それぞれの手続きの流れが次の通りです。
【ネット(楽天e-NAVI)で手続き】
1.楽天e-NAVIにログインしたら、画面左上のメニューバー(三本線)をタッチし、リボ・キャッシング→リボ払い・分割払いと進みます。
2.次の画面で「リボ払いへの変更」を選択。
3.利用明細が一覧で表示されるので、リボ払いに変更したい利用分を選択し、リボ払い確認画面へのボタンをタッチ。
4.最後に内容を確認し「リボ払いに申し込む」のボタンをタッチ。
5.これで申込み完了。後からリボへの手続きが完了し、当月もしくは翌月からリボ払いがスタートします。
【電話で手続き】
1.楽天カードコンタクトセンターに電話
2.自動音声に従い「4:支払い関連」→「4:リボ払い・分割払いへの変更」とプッシュ
3.オペレーターにつながったら、リボ払いに変更したい旨を伝える
4.内容の確認等が完了次第、後からリボへの変更手続きが完了
楽天カードコンタクトセンター
☎0570-66-6910 |
🕛9時30分〜17時30分 |
ゴールド・プレミアム会員の方は、カード裏面の「プレミアムカードデスク」に電話をしてください。
後からリボの申込期限
基本的には24時間365日いつでも後からリボに申込めます。
が、申込む日時によって変更が反映されるタイミングが異なってきます。
ちょっとした申込期限がある感じ。
ショッピング・キャッシングの後からリボの申込期限が下記の通りです。
ショッピング枠の申込期限
- 当月引き落とし分の申込期限→支払月の5日まで
- 翌月引き落とし分の申込期限→支払月の20日まで
出典>>https://www.rakuten-card.co.jp/revo/after/
支払月の5日までに申込めば、当月に変更が反映され、当月27日からリボ払いがスタート。
6日〜20日までに申込めば、翌月に変更が反映され、翌月27日からリボ払いがスタートします。
キャッシング枠の申込期限
- 支払月の前月末までに変更すると、リボ払い開始月は変更なし
- 支払月の20日22時までに変更すると、リボ払い開始月は翌月になる
【月末までに変更を申込んだ場合】
出典>>https://www.rakuten-card.co.jp/revo/after/
- 5/15に利用した3万円を、5/30に後からリボに申込んだ場合→6/27に一回目のリボ払い(引き落とし)が行われる。
- リボ払いコースによって引き落とし額が異なる。
- この画像の場合、5/7にも2万円利用(1回払い)しているので、6/27に引き落とされる。
- そのため、6/27に引き落とされる額は、リボ払い分(1万円)+1回払い分(2万円)の計3万円
【当月20日までに変更を申込んだ場合】
出典>>https://www.rakuten-card.co.jp/revo/after/
- 5/15に利用した3万円を、6/10に後からリボに申込んだ場合→7/27に一回目のリボ払い(引き落とし)が行われる。
- リボ払いコースによって引き落とし額が異なる。
- この画像の場合、5/7にも2万円利用(1回払い)しているので、6/27に引き落とされる。
後からリボの手数料(利息)
後からリボを利用するにあたり、所定の手数料(利息)が生じます。
また、ショッピング枠・キャッシング枠ごとに金利が異なります。
ショッピング枠は実質年率15.0%。
キャッシング枠は実質年率18.0%。
例えば、ショッピング枠を5万円利用して、リボ払い額を5,000円とした場合。
手数料(利息)は3,435円になり、支払合計は53,435円になります。
同様に、キャッシング枠を5万円利用して、リボ払い額を5,000円とした場合。
手数料(利息)は4,060円になり、支払合計は54,060円になります。
ショッピング・キャッシングともに無料で使えるシミュレーションがあります。
後からリボに申し込む前に、ぜひ活用してください♪
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楽天カードの後からリボを申込む時の注意点3つ
楽天カードの後からリボを申込むにあたり、注意点があります。
その詳細が下記の通り。
【1】変更後、分割払いに変更することはできない
後からリボが反映された後、その支払いを分割払いに変更することはできません。
返済が完了するまで、リボ払いを続けることになります。
ただ、繰上返済やおまとめ返済(一括返済)は可能。
繰上返済については、下記のページで詳しく解説されているので、参考にしてください。
【2】手数料がかさむので総支払額が多くなる
リボ払いにすることで、毎月の返済負担を軽くできます。
が、利息(手数料)が生じるため、総支払額が多くなってしまいます。
シミュレーションを活用すると分かるのですが、5万円の買い物をしたけど、リボ払いすることで総支払額が5万円を超えてしまう…という感じ。
簡単にいえば、あなたが損をするということ。
返済負担の軽さ(毎月の支払額の少なさ)にばかり目が行くと、手数料の高さを忘れてしまいますよ。
【3】リボ残高が多くなると不都合が生じる
リボ残高が多いと、その他のクレカやローン審査において不利になる恐れがあります。
例えば、毎月のリボ払い額が1万円だとします。
この状態で毎月カードを2万円とか3万円使っていたら…
リボ残高が全然減らず、利用残高が増えていく一方です。
その結果「リボ地獄」や「リボ天(リボ天井)」という状態になってしまいます。
そして、カード会社や金融機関から見ると、

お金に困っている人にカードを発行するのはリスクが高い…
とか、

発行したとしても返済が滞るんじゃないの?
となるワケです。
リボ地獄リボ払い額<毎月の利用額という状況になり、残高が全然減らないこと。
リボ天リボ払い限度額いっぱいまで使っている状態。
楽天カードの後からリボに申込めない!できない原因5つと対処法
基本的には誰でも・いつでも後からリボに申込めますが、場合によっては申込めない(後からリボに変更できない)ことがあります。
その時に考えられる原因が下記の5つです。
1.割賦枠が不足している
割賦枠とは利用限度額のこと。
限度額いっぱいになると、後からリボに変更できないことがあります。
また、利用限度額をオーバーしても楽天カードが使えることもあります。
この場合、オーバーした分は一回払いでの返済になります。リボ・分割払いに変更することはできません。
※楽天カードの限度額オーバーについては、下記のページで詳しく解説されています。

2.利用分がまだ確定していない
後からリボに変更できる利用分は「既に支払いが確定しているもの」です。
未確定状態・利用明細に反映されていない状態だと、後からリボに変更することができません。
利用分が反映されるタイミングはまちまちですが、請求額は12日に仮確定→15日もしくは20日に正式確定します。
3.リボ払いに変更できない支払い
楽天カードの年会費や楽天ペイでの決済分などは、後からリボに変更することができません。
以下、後からリボに変更できない支払いの例です。
変更不可の支払い
- 年会費
- 楽天ペイでの決済
- 楽天PINKカードカスタマイズサービス月額料金
- カード切替手数料
- 楽天バーチャルプリペイドカード購入代金
- 楽天バーチャルプリペイドカード利用分
- デルカチャージ利用分
4.遅延や滞納をしている
楽天カードの支払いに遅れたり滞納したりすると、機能が一時的に停止されます。
これにより、後からリボに変更できなくなります。
また、遅延や滞納をすると、遅延損害金や催促などのペナルティも生じます。
詳しくは下記のページで解説されているので、参考にしてください。

5.途上与信によって利用停止になった
楽天カードは定期的に、契約者の審査を行っています。
これを「途上与信(とじょうよしん)」と言います。
審査でチェックする部分は、
- 利用状況
- 返済状況
- 遅延の有無
などなど。
途上与信の結果「問題あり」と判断されると、楽天カードの利用が停止されることがあります。
これにより、後からリボに変更できなくなってしまいます。
▼途上与信については、下記のページでも詳しく解説されています▼

楽天カードの後からリボに関するQ&A
以下、楽天カードの後からリボに関するQ&Aをまとめました!
Q:リボ払い額を増額することってできないの?
できます。
ショッピング・キャッシングともに、千円単位で増額できます。
リボ払いの増額は「楽天e-NAVI」の「リボ払いお支払いコースの変更」から手続き可能。
請求月の10日22時までに変更すれば、当月分から反映されます。
Q:繰上返済ってできないの?
できます。
繰上返済をすることで、利息(手数料)を節約できます。
ただ、楽天カードはATMからの繰上返済に対応していません。
事前に楽天カードコンタクトセンターに連絡し、振込先を確認する必要があります。
また、振込手数料は自己負担。
詳しくは下記のページで解説されているので、繰上返済する時は参考にしてください。
Q:まとめて一括で払うことってできないの?
できます。
まとめて一括で返済したい時は、事前に電話での手続きが必要です。
自動音声ダイヤル(0120-30-6910)に電話→案内に従い「4:支払い関連」をプッシュ→続けて「1」ご利用残高の一括(全額)お支払い)」をプッシュ。
すると、振込先が案内されるのでメモ。
そして、指定された振込先にまとめて振込みましょう。
また、楽天e-NAVIにログインし「リボ残高のおまとめ払い」からも手続きできます。
▼解説ページがこちら▼
まとめ
- 後からリボの申込みは「ネット」か「電話」で
- ネットで申込む方が簡単。スマホ・パソコンから24時間申込み可能
- 後からリボを利用すると所定の手数料がかかる
- ショッピング枠の金利は15.0%、キャッシング枠の金利は18.0%
- シミュレーションを活用すれば簡単に計算できる
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